障がいから照らす人の可能性

可能性照らし家 西井あやな。 人の持つ可能性にわくわく。 大人になってから視覚障がいを持つ。 視覚障がいを持って働くこと、子育てすること、悔しさ・不安・喜びを通しての 自分の気づきと経験を惜しみなくできるだけわかりやすく表現します!

掛け合わせの威力 白杖×ベビーで共感性UP?

私単独で白杖を片手に移動している時に比べて、
白杖+ベビー
つまり、白杖を片手に、そして 娘をおんぶ/抱っこして移動している時の方が
声をかけて頂く頻度が増える。

肌感覚ではあるのだが、確実に。

これ、何が起こっているのかなと私なりに頭を巡らしてみた。

 

1. とにかく目立つ(笑)

白杖も、乳幼児の子連れも、いずれも目立つ。
単体でも目立つのだから、白杖+ベビーなんて、ど目立ち(笑)
おまけに珍しい。
もはや地域のシンボルかも(笑)

実際、
・朝保育園に送り届ける道すがら、水やりをしていたおじさんに庭から
「あ、今信号赤だよ。いつも見てるよー、頑張ってね!」
・保育園のお迎えに行く道すがら先輩ママから
「時々見かけるので、いつかお声がけしようと思ってました。私そこのマンションなので途中まで一緒に行きましょう。」
・どちらの道から行こうか迷っていたら、その様子をベランダから見ていたおばさんが走って出てきて
「大丈夫?今上から見てたんだけど、気になって。出てきちゃった。」
・まつエクサロンで
「うちのパートさんが、コンビニや薬局で見かけると言ってましたー。」
・疎遠になってた同級生のママがうちの母に
「いつもおんぶしたり抱っこしたりして歩いているよね、格好いいじゃーん!」
(※私が白杖を持つようになったのは社会人になってしばらくしてからです)


・・・み、見られてる(笑)


2. 共通点 育児 で共感ポイント 爆上がり

子ども好きだったり、育児を経験してらっしゃる方から共通点を感じてもらえたのだと思う。
人は出身地が同じだったり、趣味が同じ、共通点を見出すと途端に親近感を持つことが多い。
反対に、知らない・よくわからないものとは距離を取りがちである。
白杖や視覚障がいには、どちらかというと、「どう接していいかわからない」がまとわりつく。

娘とセットで移動することが増えて、街の人からの声掛けのハードルがぐんと下がったのだ。

子どどもがいると地域の人との接点はそれなりに増えるものだと思うが、
おそらく、それだけでは私程には地域や町の人との距離を近く感じることはないかもしれない。

薬局やスーパーだけでなく、あらゆる場所で子どもに関わる、子どもがきっかけの人との出逢いやつながりが増えて、
娘は私だけでなく、街の人にも様々なきっかけをプレゼントしてくれているようだ。Thank You!!

私の子育ては、色々な人に関わってもらいたいと思っている。
社会に育ててもらいたいと思っている。
そうすることで、娘にも社会性が育まれ、視点が豊かになると信じている。

今まで人に頼るのがどちらかというと苦手だった私。
これからは手をさしのべてくれる人とは笑顔でつながっていきたいな。