障がいから照らす人の可能性

可能性照らし家 西井あやな。 人の持つ可能性にわくわく。 大人になってから視覚障がいを持つ。 視覚障がいを持って働くこと、子育てすること、悔しさ・不安・喜びを通しての 自分の気づきと経験を惜しみなくできるだけわかりやすく表現します!

いつも使っている感覚 使えなかった時に気づく頼りがい

最近の気温は昼間でも10度前後。
朝晩や曇りの日は寒く、
太陽の顔を出す日中は、ひたすらおひさまのありがたさを覚える。

娘を保育園に送り迎えする道すがら、
白杖を握る手やスマホを捜査する手がかじかんでくることもしばしば。

もっと早く買えばいいのに、今さら手袋購入。
音や触感を優先的に活用している私は、

手袋は落としやすい→落とすと見つけにくい→なくしやすい

そんな連想ゲームが頭に沸きあがってしまい、購入に前向きになれなかった。

でも寒さに負けた。

私は現在、パソコンやスマホの画面の情報を目でキャッチするのはかなり困難。
パソコンやスマホは音で操作できても、
オンラインショッピングを画像で選んで買い物するのは難しい。
私の通販での買い物の決め手はランキングやレビュー、商品の説明の文章が頼りだ。

今回も楽天のランキング上位で、レビュー件数の多かった手袋を購入。
早速届いて、保育園の準備をほぼ済ませてから手袋着用。

む!!!

衝撃。

あたたかさと引き換えに、
途端にあらゆる作業で手指から伝わってくる感覚が遮断されてしまったのだ。
いかに普段、手触り 触感で物を判断していたかに気づかされる。

直観的に思ったのは、不便、という気持ちよりも、
新鮮!という感覚だった。

むしろ、
手袋をはめたまま1日生活したらどんな発見があって、
どんな感覚が研ぎ澄まされるのだろう、
そんな気持ちが、好奇心が私の中に生まれていた。

そんな自分に少し驚いた。

・・・・まだ試せてないけどね、もし試したら後日談で書きまーす!