障がいから照らす人の可能性

可能性照らし家 西井あやな。 人の持つ可能性にわくわく。 大人になってから視覚障がいを持つ。 視覚障がいを持って働くこと、子育てすること、悔しさ・不安・喜びを通しての 自分の気づきと経験を惜しみなくできるだけわかりやすく表現します!

2023-01-01から1年間の記事一覧

私が実践した障害対応策⑤☆ 分解してみよう! 一つの業務は複数のステップから出来ている。できない を増やすより、できる を増やすために ひとまとまりの業務をステップごとに分解してみると司会が拡がってくる。 これは、育児の 子どもの成長過程をサポートするのと似ているかもしれない。 全部をまるっとできなくても、部分的にできるところを任せてみる・難しいところは一緒にやる or できる人がやる のだ。 当時、私は研修関連の業務に携わっていた。 定期的な研修を開催する上で必要なことは: ・年間の研修計画を管理す

私の育児x視覚障害の経験からの気づき☆ じぶん軸を育もう! 自分自身を生きていますか?

私は、子どもに主体性を持った生き方をしてほしいと常日頃から願っている。自分の子どもは自分にい一番近く、親である私の関わり方が大切なので特にそう思うが、基本的に私は、自分も含め世の中の人誰もが主体的な生き方ができるといいなと思っている。 今振…

私が実践した障害対応策④☆ 物理的なハード面とコミュニケーションのソフト面の両方で環境を整える。

目の見えづらさを補う目的で様々なツールがある。移動時の安全確保をするための白杖。触って分かるように膨らみの形や数で文字を形成する点字。スクリーンを見なくてもマウスを使わなくてもキーボード操作でパソコン作業を可能にする音声読み上げソフト。拡…

私が実践した障害対応策③☆ 強みを活かす。自分の好きと得意を発揮しよう!

見えづらさが増していくにつれて、今までのやり方できなくなることが出てきた。やり方を変えたり、道具を変えたり工夫をすれば出来ることもあるし、出来るけれど所用時間に以前の3倍かかることもあれば、今の技術ではどうしても難しいこともある。 多くの人…

私が実践した障害対応策②☆ 自分の状況を知る。 人に説明できるようにしよう。

知識とスキルを習得してQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)を向上することを目的に、私は視覚障害を持つ人のサポート機関に通った。そして、得られるであろう知識とスキルを活かすのにもっとも重要なベースを適切に持てていないことに気付くことが出来…

私が実践した障害対応策①☆ 餅のことは餅屋に聴く。専門家を訪ねてみよう!

見え方に不便さを感じることが増え、自分の担当業務で以前よりも何倍もの時間がかかりダブルチェックをしてもミスが出てきてしまうようになった。このまま仕事を続けるのは精神的にも状況的にも厳しいと感じた。自分の過去の経験や、今までの知識、試行錯誤…

障害とは? 人に付随する者? 社会に存在する者? それとも、○○が創り出したもの?

障害。インターネットで検索したり辞書で調べれば、意味や範囲など色んな角度ですぐに調べることができる。 現在、多くの人がこの言葉でまずイメージするのは、人のことだろう。私なりの表現を用いると、障害とは:中長期的に、一般的に認識されるものとは違…

初めて湧いてきた気持ち:お風呂で身体を洗う時の「ありがとう」 

昨日、娘とお風呂に入って、娘の身体を洗っている時。無意識に語り掛けている自分がいた。 「脚さん、今日もたくさんうごいてくれてありがとう~。どんどん動ける範囲が広がっていろんな所に連れて行ってくれるね~」「おなかさん、食べ物を消化してくれてあ…

まずは自分! 自分に目を向けよう☆

今朝、台所の窓から外を見ながら母がこんなことを言った。「隣の○○さん、今朝擦れ違って『おはようございます!』」って挨拶して、ご夫婦で車で出かけて行ったわ~。あんあまりご夫婦では出かけないのに珍しいわね。雨だけど小さなリュックしょってどこ行く…

今住んでいるこの場所 ~地球にお邪魔している私たち~

「あそこの場所よかったのに、ホームが今度建つんだって」 近所のおじさんが教えてくれた。 あそこの場所、とは、小学校への通学路の一角。林のように木が生い茂り、たくさんの鳥が集まりさえずり、虫たちが集い、自然の香りと日陰を与えてくれていた場所。…

「落ちてるゴミをまたがない。」 

「落ちてるゴミをまたがない。」 この言葉を耳にしたことがあるだろうか。 え?どゆこと??と思ったそこのあなた。自分が未知や室内に落ちてるゴミを拾う所を想像したあなた。とても素直でいいですねぇ~。私と一緒(笑) ごみ拾いや清掃活動を自ら率先して実…

当たり前 だけど とても尊い奇跡だらけの日常

歩く飲む・食べるあたたかさ・つめたさを感じる言葉で伝える聴く・聞こえるしょっぱい・すっぱい・辛い・甘い・苦いがわかる振動を感じるけがが治る血が止まる痛みを感じる髪の毛が生えている爪が伸びる指先が動くペットボトルを握りふたをひねるおしっこ・…

子どもが拡げてくれた親の可能性 ~視覚障害でおえかき? 夢の画材~

娘が1才6カ月を過ぎた頃、描いては消せるおえかきボードを入手した。当然、本人は最初はぐちゃぐちゃと線を描くのみ。 私は、といえば何か描こうにも自分で描いた線を視認するのが難しい。。。それでもなんとなく円を描いて、なんとなく上野方に眉毛描いて、…

おすすめ 朝日浴ウォーキング✨

昨日より 朝活を始めました!勝手に名づけて 朝一番の 朝日浴Walking です。 タレント/ 女優/ 実業家のMEGUMIさんが 朝起きてすぐ、10分でもWalkingがおすすめ、 朝一番に太陽の光を浴びるのはいいし、朝だとまだ思考が働いていないから頭からっぽの状態で体…

ひーっさしぶりのお菓子(?)づくり!! ~1歳でも食べられる簡単かぼちゃスコーン~

お菓子作りをしよう! そう思えたのは何年ぶりだろう。 中学・高校生の頃は、チーズケーキやクッキー、スコーン、かぼちゃプリン、(上手く膨らまなかったけど)シュークリーム、ティラミス、パウンドケーキなんかを時々創った。 お菓子作りって、オーブンが必…

社会的マイノリティ: 「マイノリティだから、こうしなきゃ!」にいつの間にかなってた私

社会を見た時に、建城者と呼ばれる人々に対して障がい者と呼ばれる人々はマイノリティ 少数派と称される。障がい者と呼ばれる人々の中でも、視覚に関する障がいを持つ人々となると数が絞られる。さらに、視覚障がい者と呼ばれる人々でも、親という立場を経験…

適切にに伝える・伝わる 生理の話 

昨年、勤務先で「Unspoken(アンスポークン)を語ろう!」というイベントが実施された。Unspoken(アンスポークン)とは、積極的に会話のトピックになりにくい、口に出されない、暗黙の話、である。 勤務先には、有志社員による草の根的活動グループがいくつかあ…

 私の出産の記録(入院から退院まで)

前回の記事を書いて、自分の出産について記しておきたくなった。数えきれないほどのケースの中のひとつの例に過ぎないが、どなたかの参考になってくれたら嬉しい。(前回の記事: https://yungu.hatenablog.com/entry/2023/02/13/140405 ) 前回も触れたが、ど…

不安いっぱいの妊婦に差し向けられた新しい景色

妊娠はおめでたいもの、とされている。妊婦は幸せそうでキラキラしているなんて言われることもある。ただ、何事もそうなのかもしれないが、本人がその状態をハッピーと受け止められていないと、周りからの「おめでとう」をどう受け取ったらいいか困ってしま…

当事者の思い込み ~近頃の福祉教育事情~

娘がまだ保育園にお世話になる前のこと。天気がゆるせば毎日おんぶして白杖片手にお散歩をしていた。お散歩道は車通りの少ない歩きやすい道を選んでいる。その日はお散歩が午後の時間帯になった。 往きに通った公園の脇道。公園で男の子が2人遊んでいるのが…

 白杖ママの保育園選び

保育園には大きく分けて、認可と無認可がある。利用者にとっての主な違いは、次のようなところだろう。○認可:・利用申請窓口は住民票のある市区町村事務所・行政の定めた条件で、ポイント/点数の高い人から優先的に希望の保育園に入園・世帯年収によって保…

 白杖ママと娘の公園遊び

週末、1歳6カ月の娘との公園遊びをした。初めて娘と公園遊びをまともに出来て、私が喜びと満足感でいっぱい、楽しかった! 実はもともとは公園遊びが目的ではなかった。週末、久しぶりに太陽が顔を出す暖かいお天気で、娘の風症状もおさまったのでお散歩に出…

障がいとは、不幸化?ギフトか?それとも?? (2)

(続き)前回記事:https://yungu.hatenablog.com/entry/2023/02/01/162956?_ga=2.149410358.1012900227.1675236494-1927628168.1669010510 ⑤あきらめる・自分を知る・安心が増えていくぎりぎりまで踏ん張り、現状へ抵抗することに心身疲れ切った私は、ついに…

障がいとは、不幸化?ギフトか?それとも?? (1)

「障がいはな、ギフトや。ただ、障がいを持った、このこと自体は不幸や。ここを取り違えたらあかん。不幸として受け止められて、はじめてギフトになるんや。」 知人(中途視覚障がい当事者)が10年程前に語っていた言葉をふと思い出す。これらに共感できる方も…

普通でいたい症候群

世の中変化しているので、現在どのくらいの人が「普通」にあこがれ、「普通でいたい」と願い、「普通でいる事」に安心するのかはわからない。ただ少なくとも、過去の私は、間違いなくこの「普通」に無意識に安心感を覚え、求めていた。自分の心からのモチベ…

うなるほどの強風 そんな中での保育園お迎え

先日の保育園のお迎えの時間。強風だ。太陽も今日のお役目を終えて沈んでいる時間。 寒い。歩きにくい。髪の毛乱れる。嫌だー!! ↑これ私の心の声・叫び。 保育園到着。今日の様子を担任の先生から伺って、娘を受け取る。寒いので持参したボア付き亀の子(乳…

「視覚障がいを持つ」このあいまいな共通点

いわゆる「視覚障がい者」には、実に様々な人がいる。視覚障がいを持つと生活の仕方がそれなりに変わってきたりもするので、視覚障がいの共通点がある者同士で集まると、話が盛り上がったり、共感できたりするケースは大いにある。ただ、当たり前だが、「視…

音声ソフトユーザーのポストイットワーク? 

職場の作業で一つ壁に直面中だ。 私はパソコン操作もスマホ操作も音で行っている。画面上の文字を読み上げられた音で把握し、自分がキーボードで入力した情報もやはり音で把握している。 現在の職場ではリモートワークが主流となっているが、今度私の進行す…

引き返す勇気と違和感のキャッチ

久しぶりに道を迷った。近所なのに迷った。迷った、というか、自分が一体どこにいるかわからなくなった。 母が誕生日なのでケーキを予約してあった。それを取りに向かった。なんとなく体調が思わしくなく、見え方もよくないような気がしていた。 交差点で横…

助ける も 助けられる も 同じ価値

視覚障がいがあることを社会の枠組みの中で認められると、障碍者手帳の交付を受ける。 障碍者手帳の交付を受けると、程度によって行政の社会福祉サービスを受ける対象になる。 社会福祉サービスとは、視覚障がいの場合は、例えば外出時にガイドさんに同行し…