障がいから照らす人の可能性

可能性照らし家 西井あやな。 人の持つ可能性にわくわく。 大人になってから視覚障がいを持つ。 視覚障がいを持って働くこと、子育てすること、悔しさ・不安・喜びを通しての 自分の気づきと経験を惜しみなくできるだけわかりやすく表現します!

 白杖ママの保育園選び

保育園には大きく分けて、認可と無認可がある。
利用者にとっての主な違いは、次のようなところだろう。
○認可:
・利用申請窓口は住民票のある市区町村事務所
・行政の定めた条件で、ポイント/点数の高い人から優先的に希望の保育園に入園
世帯年収によって保育料が決められる
○無認可:
・利用申し込みなど窓口は園へ直接
・入園受け入れは園の判断による
・園指定の保育料を納める

他におそらく多くの人は次のようなポイントで希望の園を絞っている。    
立地、
保育方針、
私立か公立化、
開園時間、
親が参加する行事がどのくらいあるか、
家庭で用意する必要のあるアイテムにはどのようなものがあるか、など。

これらに加えて、私の場合は更に次の5つのことを事前に確認した:
①自宅~園、園~駅までの道のりの安全性
②園内 門や玄関までの導線
③柔軟な対応をしてくれそうか
④連絡帳のやりとりを何で行っているか
→紙の連絡帳を使用している場合は代替手段の相談を、連絡帳アプリを使用している場合はアプリのアクセシビリティを確かめた
⑤娘と荷物の日々の受け渡し方法
→娘の受け渡しは教室入口、荷物の出し入れは教室脇のロッカーとしている所が多い。低年齢の教室は2階に設置されていることも多く、建物内で園児と衝突してしまうことを避けるために玄関等での受け渡しの相談をする必要があった。コロナ渦でもあったため、全ての受け渡しを玄関で行っている園が多かったので、相談がしやすかった。


そして私はこれらのポイントを確認したうえで、最終的に園庭の充実している園か、少人数制で園庭の小さな園か、どちらを第一希望にするかで迷った。
私にとって、幼稚園や保育園と言えば遊具の充実した園庭だった。それこそまさに幼稚園!保育園!だった。
当初、この自分の抱いているイメージが思いのほか、自分の選択に影響を与えていた。
ただ、少人数制の園では毎日おサンボで公園に連れて行ってくれる。
近所にはいくつも公園があるが、別の記事で触れたように、私にとって公園遊びはハードルが高い。
別記事「白杖ママと娘の公園遊び」
https://yungu.hatenablog.com/entry/2023/02/06/181445

平日毎日保育園で公園遊びをしてくれて、歩けるようになったら交通ルールも教えてくれたら、これ程有難いことはない!
そう思い直して、現在は少人数制の園でお世話になっている。
(実際、園庭やプール、畑などを自前で持たずに、園外の施設を有効活用しているケースも増えている。
余談だが、姪っ子の通う幼稚園に移動動物園なる行事が最近会った。私にとって動物園は見に行くものだが、動物たちが来てくれるのだ。児童施設を回っているらしい。
場所と時間が変われば、常識も変わるなぁ。)
更に有難いことに、日々の様子もよく教えて頂けているし、相談もしやすい。一緒に育児をしてもらっている有難さと言ったらこの上ない。
特に初めての育児にはわからないこと、どうしよう、が結構出てくる、誰にでも。
だから、この選択をして今の所よかったな、と思っているし、娘にとっても「よかった」であってくれたら嬉しいな。

実際、どんな人でも状況や事情は違う。
色んな人に相談すれば、その人の経験や価値観で色んなアドバイスはもらえるかもしれないし、多くの人にとって選ばれやすい選択肢もある。
正解のないことを選ぶことはドキドキもするし、決め手に迷うこともあるかもしれないけれど、
そんな時は、自分にとって(あるいは娘にとって)何を選んだら安心化、ワクワクするか、自分の心が応援してくれるか、たぶんここがとっても大切なんだと思う。