障がいから照らす人の可能性

可能性照らし家 西井あやな。 人の持つ可能性にわくわく。 大人になってから視覚障がいを持つ。 視覚障がいを持って働くこと、子育てすることを通しての自分の気づきと経験を惜しみなくできるだけわかりやすく表現します! 講演やお話会お任せください。ご相談やご依頼は、0707gifts@gmail.comまで、@を半角@に変えて送信頂けます様お願いいたします! 

コミュニケーション的バイリンガルの育て方

先輩のパパママで、お二方とも生まれつきの全盲のおうちに初めて遊びに行った日の帰り道。
 
私にはいろいろ衝撃だったのだが、印象に残ったのが、子どもたちの様子だった。
特に小学校になりたての女の子は、言葉での状況説明がとても上手で驚いた。
ものごとの描写や表現が的確で豊かなのだ。
 
家庭では目を使わないコミュニケーションの中で育ち、
保育園や社会では、目を優先的に使うコミュニケーションの中で育つ彼ら。
 
2つの国の言葉を上手に使ってコミュニケーションする人をバイリンガルと呼ぶが、
まさに彼らは、
コミュニケーション的バイリンガル
 
すごい環境の中で育って、すごい強みを生活環境の中で習得しているのだなと思った。
 
障がいのある親に育てられることは、一般と比べて足りない部分があるのではないか、という不安感や申し訳なさを勝手に抱いていた私にとって、
「あれ?障がいを持つ家族の中で育つことって、・・・もしかしてお得??
実はものすごい資源を手に入れてない?」
と新たな気づきを得た日でもあった。
 
 
帰宅後、その先輩パパにお礼のメッセージを書いた私。
 
「○○ちゃんは、おうちでは見えない世界、
保育園や学校では見える世界で育っていて、
そのことが本人の能力を高めてるなぁ、
すごいなぁって思いました!」
 
早速頂いた先輩パパからのお返事には、
 
「見えない世界、見える世界、そもそもその区切りなんてないとおもいますけどね~(^▽^)/」
 
 
・・・がつーーーーん。
 
そう。おっしゃる通りでした。ははーっ m(_ _)m
 
そもそも、「見えない世界」と「見える世界」に"見えない区切り"をクッキリ引いていたのは私の思い込みでしかない。
 
同じ世界に住んでるんです。私たち。
 
言語だって、何も口から喋るものだけが言語とは限らない。
 
わが子がどのように育っていくのか、楽しみかな。
○○ちゃんのようになる必要もないし、あなたが私を選んだ目的をきちんとかなえる人生にしてね☆