昨日、潮干狩りに出かけて、子ども念願の海デビューがかなった。
海、という場所は、私にとっては、実はちょっとアウェイ。
広大で、すぐ近くに方向の起点として定められそうなものがない。
時々、体育館のようなオープンスペースの方が、障害物もないし平らなので自由に動けるでしょう?と言われる。
違う違う。
かえって、動きづらいのよ。
方向が定められなくて困ってしまうのだ。
来月にでもお台場の海浜公園にでも足を延ばしてみようと、ガイドヘルパーさんを依頼していた。
そんな矢先、有難いお誘いが3日前に突然やってきた。
「ちょっと急なのですが、29日、潮干狩りにごいっしょしませんか?」
え~!!願ったり叶ったり~♪
そしてお声がけくださったのは、前回のブログにも登場下さった全盲夫妻のご家族。
約1ねんぶりの再会。このご家族には本当に教えてもらうことが多い。
今回のお出かけは、視覚障がい当事者の大人3名と8才、7才、2才の6名の御一行様となった。
まさかアウェイだと思ってる場所に、こんな形で訪れることができるとは予想もしていなかった。
心地よい潮の香り。
広井穏やかな遠浅の海。
私自身、潮干狩りはおそらく幼少期依頼。
砂浜をたっぷり歩いてすねまで海に浸かったのもとっても久しぶりのことのように思える。
最初は足が砂だらけになるのを嫌がっていた子どもは、あっという間に慣れて、浅瀬で転んで全身びしょぬれ。
潮干狩りよりも、海の中に入って生き物をみつけたり、浜辺で大きな砂のケーキを作ったり。
とにかくお姉さん、お兄さんと遊んでもらってとても楽しそう。
結局収穫として1.1kgのあさりをお持ち帰り。
早速昨晩お味噌汁としていただくこともできた。
とても充実した一日だった。
子どもを遊びに連れて行っているようで、私の方が海に連れてきてもらったのかもしれないなと思った。
来年の楽しみが増えた。
嬉しい。
ぜひまたあのご家族とご一緒したい。