障がいから照らす人の可能性

可能性照らし家 西井あやな。 人の持つ可能性にわくわく。 大人になってから視覚障がいを持つ。 視覚障がいを持って働くこと、子育てすることを通しての自分の気づきと経験を惜しみなくできるだけわかりやすく表現します! 講演やお話会お任せください。ご相談やご依頼は、0707gifts@gmail.comまで、@を半角@に変えて送信頂けます様お願いいたします! 

子どもが拡げてくれた親の可能性 ~視覚障害でおえかき? 夢の画材~

                            娘が1才6カ月を過ぎた頃、描いては消せるおえかきボードを入手した。
当然、本人は最初はぐちゃぐちゃと線を描くのみ。

私は、といえば何か描こうにも自分で描いた線を視認するのが難しい。。。
それでもなんとなく円を描いて、なんとなく上野方に眉毛描いて、目を描いて、中心らしきところに丸井円を描いてその両脇を予想して半円を描く。最後はにっこり 口。
いっちょ、アンパンマンのできあがりー!

・・・と言っても自分で出来栄えは確認できないので、出来たものを隣にいる娘に見せると
アンパンマン!!!」

・・・わかってくれたぁぁぁー☆ ありがとうー☆☆☆

そこから数か月。
見えづらくなってから絵どころか、直筆署名などの必要最低限以外はペンを握ることから遠ざかっていた私が、いくつか作品を増やしている。

ミッフィー
葉っぱ。
車。
ミッキー。
ミニー。
くま。
ねこ。
キティ。
ひよこ。
はち。
チューリップ。
いす。
雲。
ひまわり。
ちょうちょ。
はち。
あり。
たぬき。

これらは描いて、娘がそのものズバリを認識してくれた作品たち。
ものによっては、なんとなく、では描けないので、線を描き始めた始点を指でおさえ、位置を認識しながら完成させるものもある。

母は「どうしてそんな風に描けるの?」と驚いてくれるし、
娘は母の絵よりも私の所におえかきボードを持ってきてせがむことが多く、私の絵の方が好きらしい。

自分でどんな風に描けているのか確認できないのがもどかしいが、じゃあ描いた軌跡がふくらんだらいいのか?ぎゃくに軌跡が溝になってへこめばいいのか?そんな画材あるのか?と興味も湧いてくる。
自分で描いた軌跡を確認しながら完成させることができれば、それだけ精度もあげられるし、何より自分が確認しながら進められるし、出来上がりもとらえやすい。
私が楽しい(笑)

絵だけじゃない。
折り紙やねん土、ブロック遊び。
これらは子どものお決まりの遊び道具になっていくだろうが、たぶん私も確認しやすい。

描くこと。
創ること。
想像すること。

私にもきっともっと楽しめる。

私にきっかけや可能性、イノベーションを届けてくれる娘に、ありがとう☆