障がいから照らす人の可能性

可能性照らし家 西井あやな。 人の持つ可能性にわくわく。 大人になってから視覚障がいを持つ。 視覚障がいを持って働くこと、子育てすることを通しての自分の気づきと経験を惜しみなくできるだけわかりやすく表現します! 講演やお話会お任せください。ご相談やご依頼は、0707gifts@gmail.comまで、@を半角@に変えて送信頂けます様お願いいたします! 

不安いっぱいの妊婦に差し向けられた新しい景色

妊娠はおめでたいもの、とされている。妊婦は幸せそうでキラキラしているなんて言われることもある。ただ、何事もそうなのかもしれないが、本人がその状態をハッピーと受け止められていないと、周りからの「おめでとう」をどう受け取ったらいいか困ってしま…

当事者の思い込み ~近頃の福祉教育事情~

娘がまだ保育園にお世話になる前のこと。天気がゆるせば毎日おんぶして白杖片手にお散歩をしていた。お散歩道は車通りの少ない歩きやすい道を選んでいる。その日はお散歩が午後の時間帯になった。 往きに通った公園の脇道。公園で男の子が2人遊んでいるのが…

 白杖ママの保育園選び

保育園には大きく分けて、認可と無認可がある。利用者にとっての主な違いは、次のようなところだろう。○認可:・利用申請窓口は住民票のある市区町村事務所・行政の定めた条件で、ポイント/点数の高い人から優先的に希望の保育園に入園・世帯年収によって保…

 白杖ママと娘の公園遊び

週末、1歳6カ月の娘との公園遊びをした。初めて娘と公園遊びをまともに出来て、私が喜びと満足感でいっぱい、楽しかった! 実はもともとは公園遊びが目的ではなかった。週末、久しぶりに太陽が顔を出す暖かいお天気で、娘の風症状もおさまったのでお散歩に出…

障がいとは、不幸化?ギフトか?それとも?? (2)

(続き)前回記事:https://yungu.hatenablog.com/entry/2023/02/01/162956?_ga=2.149410358.1012900227.1675236494-1927628168.1669010510 ⑤あきらめる・自分を知る・安心が増えていくぎりぎりまで踏ん張り、現状へ抵抗することに心身疲れ切った私は、ついに…

障がいとは、不幸化?ギフトか?それとも?? (1)

「障がいはな、ギフトや。ただ、障がいを持った、このこと自体は不幸や。ここを取り違えたらあかん。不幸として受け止められて、はじめてギフトになるんや。」 知人(中途視覚障がい当事者)が10年程前に語っていた言葉をふと思い出す。これらに共感できる方も…

普通でいたい症候群

世の中変化しているので、現在どのくらいの人が「普通」にあこがれ、「普通でいたい」と願い、「普通でいる事」に安心するのかはわからない。ただ少なくとも、過去の私は、間違いなくこの「普通」に無意識に安心感を覚え、求めていた。自分の心からのモチベ…

うなるほどの強風 そんな中での保育園お迎え

先日の保育園のお迎えの時間。強風だ。太陽も今日のお役目を終えて沈んでいる時間。 寒い。歩きにくい。髪の毛乱れる。嫌だー!! ↑これ私の心の声・叫び。 保育園到着。今日の様子を担任の先生から伺って、娘を受け取る。寒いので持参したボア付き亀の子(乳…

「視覚障がいを持つ」このあいまいな共通点

いわゆる「視覚障がい者」には、実に様々な人がいる。視覚障がいを持つと生活の仕方がそれなりに変わってきたりもするので、視覚障がいの共通点がある者同士で集まると、話が盛り上がったり、共感できたりするケースは大いにある。ただ、当たり前だが、「視…

音声ソフトユーザーのポストイットワーク? 

職場の作業で一つ壁に直面中だ。 私はパソコン操作もスマホ操作も音で行っている。画面上の文字を読み上げられた音で把握し、自分がキーボードで入力した情報もやはり音で把握している。 現在の職場ではリモートワークが主流となっているが、今度私の進行す…

引き返す勇気と違和感のキャッチ

久しぶりに道を迷った。近所なのに迷った。迷った、というか、自分が一体どこにいるかわからなくなった。 母が誕生日なのでケーキを予約してあった。それを取りに向かった。なんとなく体調が思わしくなく、見え方もよくないような気がしていた。 交差点で横…

助ける も 助けられる も 同じ価値

視覚障がいがあることを社会の枠組みの中で認められると、障碍者手帳の交付を受ける。 障碍者手帳の交付を受けると、程度によって行政の社会福祉サービスを受ける対象になる。 社会福祉サービスとは、視覚障がいの場合は、例えば外出時にガイドさんに同行し…

掛け合わせの威力 白杖×ベビーで共感性UP?

私単独で白杖を片手に移動している時に比べて、 白杖+ベビー つまり、白杖を片手に、そして 子どもをおんぶ/抱っこ/手をつないで移動している時の方が 声をかけて頂く頻度が増える。 肌感覚ではあるのだが、確実に。 これ、何が起こっているのかなと私なりに…

あらゆる人への"サポート"って結局何をどうしたらいいの?? ~視覚障がいを持つ人への手引き、声掛けの仕方から考えてみましょう~

企業やイベントなどで多様性(DE&I)推進を目的に登壇させて頂くことが合って、その時に頂く質問で多いのが次の質問だ。 「街で白い杖をついている方を見かけた時に、声をかけてみようかと思うのですが、どう声を書けたらいいか、その後どうしたらいいかわから…

石橋を叩いて渡る慎重派さんタイプ→たくましくチャレンジするおてんばさんへの変貌

前回の記事で娘がやけどを経験した話に触れた。やけどを負ったのは月曜日の夕方、その日は緊急で病院に搬送してもらい、翌日から形成外科へ通院し、処置をしてもらうこととなった。 そして課題となったのが週末の対応。 やけどの程度は通常なら入院レベルで…

難しい方をどうにかしようとするよりも、自分ができることに気持ちとチカラを注ぐ娘 1歳

娘は現在1歳6か月。台所で社会科見学をするのがが大好きだが、 リビングスペースとキッチンスペースを仕切る引き戸の入り口にはベビーゲートが設置してある。最近はリビングに暖房を入れて部屋を暖めることが多いので、私が台所で食事の準備をしている時は、…

課題・すすめなきゃいけないこと、でもやりたくないこと に遊び感覚を取り入れて わくわくスイッチ ON!

昨日伺った、保育園での娘の様子のひとつ。 少し遠い公園までの道のりを先生と手をつないで歩いていた娘。途中で疲れてしまったのか、座り込んでしまったそう。 その時手をつないでくれていたのは、プレイイングマネジャーの園長先生✨娘に「じゃあ、公園まで…

いつも使っている感覚 使えなかった時に気づく頼りがい

最近の気温は昼間でも10度前後。朝晩や曇りの日は寒く、太陽の顔を出す日中は、ひたすらおひさまのありがたさを覚える。 娘を保育園に送り迎えする道すがら、白杖を握る手やスマホを捜査する手がかじかんでくることもしばしば。 もっと早く買えばいいのに、…